「アパート・マンションでまわりの部屋の音がうるさすぎて耐えられない!」
集合住宅の「騒音」にお悩みではありませんか?
気遣いの足りない人が隣や上下階など近所に住んでいると、うるさい音を毎日聞かされて苦痛で仕方がないですよね。
そこで今回は今すぐできる6つのカンタンな防音対策をお伝えします。
これを読めば気になっていた近所の物音が減少し、日々の騒音ストレスが緩和されるはずです。
どうにもならない騒音を解決する切り札もあわせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
もくじ
【防音対策】アパート・マンションで今すぐできる3つの対策
手間と費用をかけずにアパート・マンションでできる防音対策の方法を6つ紹介します。
- 対策1|壁際を家具で固める
- 対策2|ベッドやソファを騒音が聞こえる位置から遠ざける
- 対策3|壁に吸音材を貼る
- 対策4|壁一面に遮音カーテン
- 対策5|植物による吸音
- 対策6|防音パーテーション・防音パネル
詳しく見ていきましょう。
対策1:壁際を家具で固める
これは私の実体験ですが、一人暮らしをはじめたばかりのとき、隣の部屋がうるさくて困っていました。
狙ったわけではなく、その後たまたま背の高い本棚を壁際に置いたところ、壁越しに聞こえていた物音がカットされたんです。
家具で壁の手前にもう一つ壁ができた。そんなイメージですね。
とくに本や衣類だと遮音効果があるので、隣室の音や声が聞こえにくくなります。
置き方のポイントは壁からわずかに離すこと。こうすると、壁が2つあるような遮音効果があります。
すでに棚などの家具があるなら、配置を変えるだけで部屋のレイアウトを防音仕様に変更できますよ。
対策2|ベッドやソファを騒音が聞こえる位置から遠ざける
アパート・マンションの部屋のなかで、普段くつろぐ場所にしているソファやベッド。
これらの位置がちょうど騒音の聞こえる隣室に近かったら、そこから遠ざける配置換えをしてみましょう。
一人で持ち上げられないなら、「くらしのマーケット」という業者を探せるサイトで部屋の軽作業を代行してくれる業者を探せばベッドやソファの移動をしてくれます。
騒音の聞こえる場所からベッドやソファを移動することで、音のうるささは緩和されるはずです。
対策3:壁に吸音材を貼る
壁に「吸音材」を貼るのも効果的です。
吸音材とは、音楽スタジオなど大きな音を出す部屋の壁に貼ってあるスポンジ状の素材。
壁に貼ることで、隣室同士の音を聞こえづらくします。
ただし、賃貸の場合、壁に直接貼ると、剥がすとき壁紙が破れてしまう可能性があります。
なので、養生テープを下に貼り、その上に吸音材を貼るといいでしょう。
また、壁に貼って音を防ぐものに「遮音シート」もありますが、施工業者でないと取り扱いが難しいのでオススメしません。
ロールタイプの遮音シートは、自分で壁の面積に合わせてカットする必要があり、切り方を間違えると貼れなくなります。
その上、かなりの重量があるため、一人で作業するのはかなり大変です。
防音効果、貼りやすさの面から「吸音材」をオススメします。
対策4:壁一面に遮音カーテン
遮音カーテンを窓際でなく壁際に設置する手もあります。
やり方は、向かい合う両壁に突っ張りポールの左右の端をつけて固定、そこにリングランナーを通してカーテンを取り付けるだけ。
一枚で遮音効果が十分でなければ二重にするのもありです。
ショッピングサイトや「ニトリ」などで手軽に買えます。
対策5:植物による吸音
植物を設置する方法も有効です。
壁一面に植物を飾れば隣室の音はさえぎれますが、さすがに賃貸住宅でそれは無理。
現実的にできるのは壁際に観葉植物を置くこと。若干の吸音効果が期待できます。
緑によってストレス緩和にもなるという別のよい効果も。
遮音カーテンや家具などとあわせて置くとよいでしょう。
参考:植樹帯による騒音低減効果
対策6:防音パーテーション・防音パネル
壁際に防音パーテーションを置くと隣の部屋の音をブロックできます。
安いものは1万円以内で手に入るので、徹底的な防音がしたいときにオススメです。
上の階がうるさくて困っているなら、天井に防音パネルを設置する方法があります。
音は聞こえにくくなりますが、自分で取り付けるのは大変。
この場合は便利屋に相談するのも検討しましょう。
【防音対策】うるさいアパート・マンションの部屋で安眠を得る2つの方法
ここまでカンタンにできる防音対策をお伝えしましたが、寝るときの音が気になる場合は、次の2つの方法がオススメです。
これらを試せばうるさいアパート・マンションの部屋でも眠れるようになるでしょう。
- 対策1|多層構造の耳栓を装着
- 対策2|ホワイトノイズマシンを導入する
詳しく見ていきましょう。
対策1|多層構造の耳栓を装着
寝るときもうるさい音が聞こえるなら耳栓をしましょう。
耳栓は2層以上の遮音構造になっているものを選ぶと効果的です。遮音構造が多層になるほど音が遮られます。
睡眠用耳栓、就寝時耳栓などの名前がついている商品には、騒音をカットしてもアラームや災害時の警報などは聞こえるように作られているものがあります。
オススメは最大35dB(睡眠に影響のないレベル)まで遮音できるJVCケンウッドの耳栓です。
安眠のためにぜひ使用してみてください。
対策2|ホワイトノイズマシンを導入する
近所の騒音が気になるのは、他に聞こえる音がないため、一つの音だけが際立って耳に飛び込んでくるからです。
たとえば、人ごみの中にいて、そこにいる人全員のしゃべり声が耳に入ってくる、なんてことはないですよね?
でも人気のない場所でなら、誰かのしゃべる声と会話の内容が丸々聞こえてくることはあります。
騒音が気になるっていうのはこれと同じ現象です。
つまり、周囲が静かだから、それだけ特定の物音がうるさく聞こえる。
ということは、常に気持ちのいい音が周囲に流れていれば、不快な音をかき消せるということになります。
実は、この方法は ホワイトノイズマシン というアイテム使うとカンタンにできます。
ホワイトノイズマシンを使えば、もともと存在していたノイズが後ろに隠れ、結果的にうるさい音が打ち消されるんです。
テレビの放送が終わったあとに流れる「ザーッ」という砂嵐の音や扇風機の音など、一定の周波数で鳴り続ける音のことです。ずっと聞いていると眠気をもよおすことから、赤ちゃんの寝かしつけにも効果があると言われています。
ショッピングサイトでも昨年くらいから取り扱いが増えていて、ホワイトノイズより柔らかく穏やかな音「ピンクノイズ」が出る機種も多いようです。
焚き火の音、雨や波、木々の揺らぐ音など、低音域が強調されたピンクノイズにもリラクゼーション効果があり睡眠導入効果があるとされています。
気持ちのいい音で騒音をかき消すのも、防音ワザとして活用していきたいものです。
しかもこの方法なら隣室、外、上下階の騒音のいずれにも有効です。
ホワイトノイズマシンを使っている人の口コミを見ると、やはり騒音が「気にならなくなる」というものがほとんどでした。
上階あるいは隣の部屋の騒音、生活音対策にはホワイトノイズマシンもおすすめ。足音とかは完全には消せないが、だいぶ気にならなくなる
— てんすけ (@10ten10suke) December 23, 2020
在宅ワーカーさんで普段から騒音を気にする繊細さん必見。ずばり「ホワイトノイズマシン」の購入をお勧めします。音には音で対抗。"マスキング効果"を使ってイライラを軽減させましょう。大体¥3000〜¥15000と幅広い値段、コンパクトなサイズで売ってます。快眠グッズとしては効果抜群すぎて起きれま(文
— ねむ (@chan_nemm) January 11, 2021
おすすめは次の2機種です。
- Dreamegg
- スリープ・ミー
どんな機種なのかカンタンに説明しましょう。
Dreamegg
価格の安い機種を求めるなら音色が豊富で評判も良いDreameggというメーカーのホワイトノイズ マシンがオススメです。
Fleetにも書きましたが、騒音によく効くというホワイトノイズマシンをついに導入致しました…📺
夜の11時に騒音主が帰宅してからスイッチオンポチッとしていますが、かなり気にならないです😳
アンビリーバブル…早く導入しておけばよかった…少し音が大きめなので気になりはしますが。 pic.twitter.com/1XYnW6bKfv
— ぐろりあ*デザフェス両日I-48 (@SolPapilio_Glra) April 5, 2021
Amazonで3,699円から買えます。
スリープ・ミー
「スリープ・ミー」はアメリカの一流ホテルでも使われている老舗メーカー「マーパック」のホワイトノイズマシン。
Amazonでの価格は少し高い6,857円ながら、人が不快に感じるとされる周波数をカットするので、マスキング効果はとても高いです。
私もこの一台持っていますが、付近を通る車の音なども鈍いファンの音でかき消してくれますよ。
とにかく今すぐ騒音をなんとかしたいなら、購入をおすすめします。
どんな対策をしても騒音トラブルが解決しないときは?
ここまで紹介してきた対策をすれば、隣近所の騒音を気にならないレベルまで抑えられるはずです。
ただ、騒音の度合いが常軌を逸していたら話は別です。
- 深夜にテレビや音楽を大音量で流している
- 夜遅くに大勢で集まって騒いでいる
上記のようにあまりに非常識なことになると、どんなに対策をしてもうるさく感じられてしまうでしょう。
こんなときは、真剣に問題解決に当たってくれる人に相談しましょう。
具体的には次の順番に連絡していきます。
- 大家さん
- 不動産管理会社
- 警察
- 行政
まずは大家さんや不動産管理会社に連絡して、どのような問題があるかを伝えます。
ただどちらにも住人の行動を法的に取り締まる権限がない ため、問題解決につながらない可能性があります。
そのあとに相談すべきなのは警察や行政です。
警察に相談する場合、暮らしのトラブルは「110番」ではなく「9110」に電話しましょう。
参照:政府広報オンライン・警察に対する相談は警察相談専用電話 #9110へ
行政に相談する場合は、各自治体にある「公害相談窓口」に問い合わせて相談します。
ここまでのステップで相談しても解決しなかった場合は各都道府県の「住宅紛争審査会」に連絡することをオススメします。
それぞれの定めた「紛争解決費用」がかかりますが、行政に相談するより早期解決に向けて動いてくれるはずです。
隣の部屋がうるさい!アパート・マンションでできる騒音対策 まとめ
今回はアパート・マンションでできる防音対策をお伝えしました。
この記事では手間と費用をかけずにできる3つのカンタンな対策と、部屋を完全防音化させる5つの方法の計8つを紹介しています。
カンタンにおさらいしましょう。
- 対策1|壁際を家具で固める
- 対策2|ベッドやソファを騒音が聞こえる位置から遠ざける
- 対策3|壁に吸音材を貼る
- 対策4|壁一面に遮音カーテン
- 対策5|植物による吸音
- 対策6|防音パーテーション・防音パネル
- 対策1|多層構造の耳栓を装着
- 対策2|ホワイトノイズマシンを導入する
うるさい音が聞こえなくなるだけで部屋の居心地のよさが変わります。
この方法を参考にして、騒音ストレスのない快適な毎日をお過ごしください。
🔽以下の記事でもアパート・マンションの音問題について書いてるので参考にどうぞ