「自宅のインターネット回線が遅い!」
「回線が途切れて在宅勤務に支障が出た!」
と困っていませんか?
最近、リモートで人と接する機会が増えたことで、不安定な回線だと不便に感じることが多くなってきましたよね。
回線が遅いと、やりとりをする相手にもストレスを与えてしまいます。
そこで今回は、一人暮らしの部屋の回線速度が遅い原因の調べ方と解決方法をお伝えします。
回線速度をアップすればオンラインで映像や音声が途切れることも少なくなり、ストレスなく仕事やコミュニケーションができますよ。
もくじ
回線速度をチェック
最初に回線速度を調べましょう。
普段からパソコンとルーターをケーブル接続しているならそのままで大丈夫ですが、Wi-Fiを利用しているなら、パソコンとルーターをケーブルにつないでください。
より正確に測るためです。
ケーブル接続したら、グーグルで「速度テスト」を検索しましょう。
速度テストが出てきたら、「速度テストを実行」のボタンを押します。
しばらくすると診断結果が出ます。
「インターネット速度は非常に高速です。」の診断結果ならば問題ありません。
「遅い」という診断結果が出たら、2、3回実行ボタンを押して再度テストし、結果が変わるか試してみてください。
数回試すと改善されることもあります。
それでも「低速」「非常に低速」と診断された場合は、遅さの原因を探っていきましょう。
なお、利用目的ごとに回線速度を調べたいときは、USEN GATE02の「インターネット回線スピードテスト」が参考になります。
「高画質」「フルHD」「4K」などのYouTube動画閲覧項目や、「ビデオ会議」などのビジネス項目、「ビデオ通話」などのWebサービス項目、ゲームの項目で回線の快適度を測定できます。
配線方式をチェック
インターネットの速度が遅い原因は、 配線方式のせいかもしれません。
自宅の配線方式を確認してみましょう。
アパート・マンションでは、以下の3つの配線方式を用いてインターネットに接続します。
- 光配線方式
- LAN配線方式
- VDSL方式
「光配線方式」は、電柱からアパート・マンションの共有部まで光回線を直でつなぎ、そこから各部屋に光回線を分配します。
室内からは光コンセントから光回線終端装置(ONU)にケーブルをつなぎ、ルーターやPCを接続する。
この方式だと最速の通信速度が見込まれます。
「LAN配線方式」は、アパート・マンションの共有部まで光回線をつなぎ、有線LANで各部屋に回線を分配します。
室内からはLANコネクタをPCにつなぎインターネットに接続。
この方式の場合、回線をアパート・マンションの全戸でシェアするため、 同時接続が多い時間帯は速度が低下します。
「VDSL方式」は、電柱からアパート・マンションの共有部まで光回線をつなぎますが、そこから各部屋に分配する際に、電話回線を利用します。
室内からはモジュラージャックとVDSLモデムをつなぎ、ルーターやPCを接続します。
光回線でもアナログ回線に切り替わるため、速度は遅くなります。
「光配線方式」以外の2つの接続方式では、 通信速度は100Mbps以下となり、光回線でも最大速度が出ないのです。
↓こちらの動画で詳しく説明されています!
Wi-Fiルーターの設置場所を変更する
Wi-Fiルーターを設置する場所が悪いとルーターの十分な性能が引き出せません。
Wi-Fiルーターを置かないほうがよいのは以下のような場所です。
- まわりに障害物が多い
- 窓際
- 部屋の隅
- 電波を発する機器の付近
障害物が多い場所は、 床や棚の下段など。
棚の上などでも、ルーターの周囲5cm以内にものが置いてあると性能は低下します。
コンクリートや水槽、花瓶も障害物になります。
電波は水の多い場所を通りにくいので、水を含むこれらのそばに置かないほうがよいです。
金属、アルミも電波を吸収・反射するため、近くに置かないほうがよいでしょう。
窓際、部屋の隅がよくない理由は、電波が外に出ていってしまうからです。
電子レンジなどの電波を発する機器のそばへの設置は避けましょう。
Wi-Fiルーターの規格と周波数帯をチェック
Wi-Fiルーターの規格をチェックしましょう。
利用している機器を確認し、メーカーのサイトで調べます。
まずは規格。
Wi-Fiの規格は以下の通りです。
Wi-Fiの規格が 11b、11a、11g、11nに当てはまっていたら、速度がギガ超えの11ac(Wi-Fi5)に交換したほうがよさそうです。
11ax(Wi-Fi6)は速度がバツグンですが、価格が高価です。
2LDK以下の間取りでは11acで十分でしょう。
次に周波数帯を調べます。
Wi-Fiの周波数帯は5GHz帯、2.4GHz帯の2種類です。
5GHz帯のルーターだったら速度の問題はありませんが、2.4GHz帯のルーターだったら速度の低下の原因になっているかもしれません。
2.4GHz帯のルーターは電波干渉を起こしやすく、2.4GHz帯を利用している家電機器が部屋にあると通信が不安定になりがちです。
近隣住宅で使用している他のルーターと干渉する場合もあります。
速度を安定させたいなら、5GHz帯対応機器への変更を検討しましょう。
オススメのWi-Fi5ルーター
11ac(Wi-Fi5)で5GHz帯、IPv6(IPoE)対応のWi-Fiルーター3機種を紹介します。
参考にどうぞ。
バッファロー WSR-1166DHPL2
小型で省スペースの機種。
iPhoneがつながりやすくなる「ビームフォーミングEX」を採用しているので、iPhoneユーザーにオススメです。
エレコム WRC-1167GS2-B
スマホでQRコードを読み取るだけでセットアップができる機種。
買い替えに便利ですね。
いちいち複雑な設定をするのが面倒な方にオススメします。
アイ・オー・データ機器 WN-AX1167GR2
安定性が高く、動画配信サイトで4Kを快適に楽しめて安価。
様々な子機がつながりやすくなる「ビームフォーミングW」を搭載しています。
契約している回線をチェック
ルーターや機器に問題がないならば、 回線自体が高速に対応していない可能性があります。
回線は以下の3つのうちのどれか確認しましょう。
- ADSL
- CATV
- FTTH(光回線)
ADSLの速度は 1M〜50Mbps。
もしADSLが原因で回線が低速になっているなら、光回線への変更を視野に入れましょう。
ADSLは24年に終了する予定なので、どっちみちあと数年で変えざるを得なくなります。
CATVの場合は、 光回線かどうかコースを確認しましょう。
コースによって低速になるので、120Mbps〜320Mbpsくらい出るコースを選択するのが理想です。
接続方式をチェック
光回線の場合、契約時の書類で接続方式を確認しましょう。
接続方式が「IPv4」接続ゲートの「PPPoE」となっていれば、この接続方式が原因で通信が低速になっている可能性が高いです。
「IPv4」接続ゲートの「PPPoE」は、回線の混雑時につながりにくくなります。
混雑に巻き込まれず高速でインターネットを利用したいなら、接続ゲートが「IPv6」の「IPoE」に変えるとよいでしょう。
プロバイダーに申し込めば変更可能です。
無料で提供しているプロバイダーもあるので、利用中の回線が遅いと感じたら契約しているプロバイダーの「IPoE」対応状況を確認してみましょう。
NTT東西のサイトにIPv6 IPoE対応プロバイダー一覧が掲載されているので、利用中のプロバイダーが非対応なら乗り換えたいところです。
超高速回線に乗り換える
現在の回線速度の主流は 1Gbps。
1ギガ超えの回線を提供している業者が一般的です。
ところがNURO光は、その2倍の2Gbpsという驚異的な高速回線を提供しています!
回線速度を高速化したいなら、NURO光がオススメです。
NURO光の特徴
NURO光のメリットは、低価格で下り最大2Gbpsの超高速回線が使えること。
通信速度が800Mbps超えしたという口コミも多数あり、回線がどれだけ速く安定しているのかが伝わります。
月額は5,217円。
しかも、この月額にセキュリティサービスと高速無線LANが含まれています。
So-net設定サポートサービスの利用が無料。
インターネット接続に関する各種設定がわからないときに連絡すれば、電話、遠隔操作、訪問などでサポートを受けることができるのが安心ですね。
公式サイトから申し込むと、4.5万円がキャッシュバックされるキャンペーンを実施中。
工事費4万円がかかりますが、キャッシュバックで実質無料です。
ソフトバンクユーザーなら「おうち割 光セット」に申し込めば、毎月最大1,000円が割り引きに。
「NURO でんき」とのセットで毎月500円の割り引きになるサービスも。
ただ、 NURO光のサービスエリアは、関東、東海、関西、北海道に限られます。
プロバイダーはSo-netのみ。
サービスエリアが狭く、プロバイダーを選べませんが、その分月額料金の安さと回線速度のバツグンの速さを実現しています。
公式サイトからの申し込みはこちらをクリック↓
WiMAXを使う
「光回線は工事に時間がかかるから嫌だ」という方は、高速の モバイル通信を利用するのも手です。
現在のモバイル通信は、光回線並みかそれを上回る高速化が可能になりました。
たとえば、WiMAX。
WiMAXのモバイルルーターは、次の「W06」(画像上)と「WX06」(画像下)が主流です。
速度の速さ・つながりやすさでいうと、断然「W06」がオススメ。
アパート・マンションなどの集合住宅なら、光回線よりはやや遅いくらいの速度感です。
月額は光回線より1,000円程度安いので、光回線が遅いなら、いっそWiMAXに乗り換えてしまったほうがお得です。
実際の速度を確認してみましょう。
【W06の速度】
速度についての口コミも見てみましょう。
WiMAXのW06最新端末だけあって速いです。
光固定回線ほどでは無いものの、十分な速度なので、光固定回線を解約してWiMAX1本でいこうと思います。
この際格安SIMもUQモバイルに変更します。 pic.twitter.com/uVrJ3E5VEU— ゆたたみ (@yutatami2nd) January 21, 2020
契約解除のタイミングを逃したWiMAXさん、ルータをW04からW06に交換したら爆速になった!
(1枚目W04、2枚目W06) pic.twitter.com/FOHUVo8dCr— とっとこ💚しゃまたろう🐼 (@osyamand) September 10, 2019
「光回線ほどではないものの十分な速度」「爆速」と、実際の評判も悪くないですね。
モバイルルーターの価格は、プロバイダ契約をすれば0円になることがほとんどです。
「BroadWiMAX」では端末0円キャンペーンを実施していますので、気になったらチェックしてみてはいかがでしょうか。
- つながりにくい場所がある
- 通信制限がある
- 契約期間
どういうことか詳しく確認していきます。
WiMAXには「WiMAX」と「WiMAX 2+」という規格があり、現在は「WiMAX 2+」が多く普及しています。
UQ WiMAXの公式サイトによると「WiMAX 2+」は下り最大440Mbpsでの通信が可能とされていますが、実際にはここまでの速度が出ることはありません。
都道府県の幅広いエリアで利用が可能。
詳しいエリアはUQ WiMAXの公式サイトで確認してください。
WiMAXのプロバイダは数多くありますが、プロバイダによって速度が変わることもありません。
全プロバイダが同じUQ WiMAXの回線を借りているからです。
つながりにくい場所がある
WiMAXは、次のような場所ではつながりにくいです。
- 地下鉄の車内
- 窓のない部屋
Wi-Fi自体が、障害物の多い場所ではつながりにくいため、WiMAXもつながりにくくなります。
速度制限がある
WiMAXは無制限のプランを契約しても、実際は3日間で10GB以上使うと速度制限がかかってしまいます。
制限される時間帯は18時~2時の間。
この時間帯に動画などを見たいときは、制限がかからないよう、事前に使うギガ数を使いすぎないようにしておきましょう。
契約期間は3年が多い
WiMAXのプロバイダの大半が、契約期間を3年に設定しています。
契約期間満了を迎えずに解約すると解約金が発生するので注意が必要です。
3年も継続して利用したくないと思っているのであれば、契約期間の短いプロバイダを選びましょう。
もっとも契約期間が短いプロバイダは「BIGLOBE WiMAX」。1年契約ができます。
1年未満で解約したとしても、解約金が1,100円なので、どうしても短期契約がいいなら「BIGLOBE WiMAX」がおすすめです。