「一人暮らしの部屋でギターの練習ってできる?」
「自宅以外でオススメのギター練習場所は?」
と疑問に思っていませんか?
![](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2021/09/22143248.png)
結論からお伝えすると、一人暮らしでも自宅でギターの練習は可能です。
「すでに一人暮らしを始めている人」と「これから一人暮らしをする人」でギターの練習方法が異なるので、ここでは次の2つに分けて紹介します。
※以下のリンクを押すと詳しい方法を確認できます。
これさえ読めば一人暮らしでも毎日快適にギターが弾けますよ!
もくじ
すでに一人暮らしを始めている人向けのギター練習方法
![部屋でギターを弾く](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/22863207_s.jpg)
すでに引っ越しを済ませている場合は、部屋のタイプが「防音物件」であればギターをそのまま練習できます。
それ以外の物件での練習の可否はギターの種類ごとに変わります。
- アコースティック/クラシックギター:演奏が許可された物件以外では練習できない
- エレキギター:防音をしヘッドホンを付ければ練習できる
- エレアコ:防音をしヘッドホンを付ければ練習できる
ギターは「防音物件」か「楽器可」「楽器相談可」などの物件で練習が認められていないと生の音を鳴らせません。
なので生の音を鳴らすアコースティックギターとクラシックギターは、そのような物件に住んでいないと演奏ができないのです。
※楽器が練習できない物件に住んでいる場合は「自宅以外でギターを練習する3つの方法」を参考に練習場所を探してください。
エレキギターとエレアコは、「楽器不可」と明記された部屋でなければ、防音の工夫をした上で練習可能です。
練習はたった2つのステップで開始できます。
- 床や壁に防音をする
- ヘッドホンを付けて練習を始める
順番に見ていきましょう。
ステップ1|床や壁に防音をする
![ギター練習部屋](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/23779169_s.jpg)
ギターはヘッドホンをしてもボディから音が鳴ります。
この音を外に漏らさないために、まずは床や壁の防音をしていきます。
オススメの防音方法は次の3つです。
- カーペット、ラグを敷く
- 吸音材
- 防音パーテーション・防音パネル
ひとつずつ詳しく説明しましょう。
カーペット、ラグを敷く
![絨毯](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/04/23476786_s-300x225.jpg)
床には全面にカーペット、ラグを敷く。
音が吸収されるので、これだけでも下の階への防音効果はあります。
2階以上に住むときは、このような床面の防音が重要です。
防音マット、防音カーペットなども市販品にあるので、これらを購入するのも手ですね。
吸音材
![吸音材](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/10/22705127_s.jpg)
壁に「吸音材」を貼るのも効果的です。
吸音材とは、音楽スタジオなど大きな音を出す部屋の壁に貼ってあるスポンジ状の素材。
壁に貼ることで、隣室同士の音を聞こえづらくします。
ただし、賃貸の場合、壁に直接貼ると、剥がすとき壁紙が破れてしまう可能性があります。
なので、養生テープを下に貼り、その上に吸音材を貼るといいでしょう。
また、壁に貼って音を防ぐものに「遮音シート」もありますが、施工業者でないと取り扱いが難しいのでオススメしません。
ロールタイプの遮音シートは、自分で壁の面積に合わせてカットする必要があり、切り方を間違えると貼れなくなります。
その上、かなりの重量があるため、一人で作業するのはかなり大変です。
防音効果、貼りやすさの面から「吸音材」をオススメします。
防音パーテーション・防音パネル
![パーテーション](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/10/3414171_s-1.jpg)
壁際に防音パーテーションを置くとある程度音をブロックできます。
安いものは1万円以内で手に入るので、徹底的な防音がしたいときにオススメです。
ステップ2|ヘッドホンを付けて練習を始める
![ヘッドホンとギター](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/23892232_s.jpg)
床と壁の防音が済んだら、次のいずれかの方法で練習を開始しましょう。
- 市販品のヘッドホンアンプを買う
- アンプにヘッドホンをつなぐ
詳しく見ていきます。
市販品のヘッドホンアンプを買う
エレキギターとエレアコの練習には、ギターのジャックに差し込んで音を増幅させるヘッドホンアンプの使用がオススメです。
安いものだと1万円以下で買えるし、ヘッドホンをギターにつなぐだけでアンプになるタイプもあります。
アンプにヘッドホンをつなぐ
ギターアンプを持っていればそれにヘッドホンをつなぐと、ヘッドホンアンプになります。
ただ、ギターを弾くのに熱中すると、ヘッドホンを引っ張って抜いてしまうなんて事故も起こりうるので注意が必要です。
抜けた瞬間、増幅されたギターの音が鳴り響きます。
また、ヘッドホンのコードがある程度長くないとアンプの近くで練習することになるのにも注意しましょう。
生の音が気になるならサイレントギターがオススメ!
ヘッドホンを接続してもボディから鳴る生の音を抑制することはできません。
ボディから鳴る音が気になるなら、サイレントギターはいかがでしょう。
サイレントギターはボディの部分が空洞になっています。
そのため、アンプにつないで使うと生の音が響かず静かに演奏できます。
完全な静音設計になったギターですね。
かつて同じ静音仕様のギターに、アリアのシンソニードギターという商品もありましたが、残念ながら現在販売されているのはヤマハのサイレントギターのみです。
これから一人暮らしをする人向けのギター練習方法
![ギターを弾く女性](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/04/22863203_s.jpg)
これから引っ越す場合は、ギターが練習しやすい部屋選びから始めます。
ギターの弾き方によって選ぶ物件が異なります。
- ヘッドホンなしで練習する:「防音物件」「楽器可」「楽器相談可」の部屋を選ぶ
- ヘッドホンを付けて練習する:「楽器演奏不可」の物件以外を選べばOK
「防音物件」「楽器可」「楽器相談可」といってもわかりにくいので、それぞれの違いから詳しく説明していきます。
防音物件
「防音物件」とは、防音室のあるマンションのこと。
24時間楽器演奏可の物件もあり、時間の制限なしにギターを練習したいならこのタイプの部屋に住むのがもっともおすすめです。
音大や音楽専門学校の近くには「防音物件」が多いので、音楽学校がいくつかあるエリアを調べると見つかりやすいでしょう。
さらに「防音物件」のなかには「共用スタジオ付物件」もあります。
住人は地下などに設置された練習用のスタジオの使用が可能。
音楽を仕事にしている人やミュージシャンを目指している人にはピッタリの物件ですね。
ただし防音設備があるために管理費がかかり、家賃が相場よりも割高になっている物件も多いです。
「楽器可」「楽器相談可」の物件
「楽器可」「楽器相談可」の物件はギターの練習自体は認められているアパート・マンションのこと。
「楽器可」の物件は楽器演奏を前提にしているので、常識の範囲内でなら許可をとらずにギターが演奏できます。
「楽器相談可」の物件はその名のとおり、事前に貸し主に相談をした上でならギターが演奏できるアパート・マンションです。
ただ、どちらも防音室はないので、部屋の防音がしっかりしているかを入居前に見ておきましょう。
ポイントは次の3つの条件が備わっているか。
- 鉄筋コンクリート造
- 窓が二重サッシ
- 壁が厚い
これらを不動産会社の担当に確認するといいでしょう。
また、「楽器可」「楽器相談可」の物件は演奏可能な時間帯と楽器が限られています。
「午前●時~午後●時まで」などと定められているところもあるので、そうしたきまりを確認するのも忘れずに。
アコースティックギターとエレキギターは、実は楽器の区分が違っています。
エレキギターは「電子楽器」に相当します。
「楽器可」でも「電子楽器」は不可になることもあるため、この点にも注意が必要ですね。
夜間は演奏できないケースが多いので、夜間に練習する場合は「自宅以外でギターを練習する3つの方法」を参考に近くの「練習スタジオ」を探してください。
これから引っ越してギターを練習するための3つのステップ
![音符](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/05/22680110_s.jpg)
これから引っ越してギターを演奏するなら、2つのステップで練習ができる環境を手に入れましょう。
- 楽器が演奏できる物件を探す
- 選んだ部屋が「防音物件」以外なら床や壁の防音をする
- ヘッドホンをつけて練習開始
順番に見ていきましょう。
ステップ1|楽器が演奏できる物件を探す
まずは楽器が演奏できる部屋選びをしていきましょう。
改めて部屋選びのポイントをまとめると次のとおりです。
- ヘッドホンなしで練習する:「防音物件」「楽器可」「楽器相談可」の部屋を選ぶ
- ヘッドホンを付けて練習する:「楽器演奏不可」の物件以外を選べばOK
これらの条件に一致する物件を探していきます。
ただ、賃貸情報サイトでは探しづらいので注意が必要です。
賃貸情報サイトでは「防音物件」と「楽器可」の物件を絞り込み検索できません。
条件として選択できるのは「楽器相談可」の物件だけです。
![楽器相談可](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/04/play-the-instrument.png)
「楽器可物件」の特集ページがあればそこから探せますが、有名な賃貸情報サイトだと誰もがそのページを見るので、良い物件はあまり残っていないかもしれません。
そこでオススメなのがチャット型のお部屋探しサービス「イエプラ」です。
![イエプラ登録](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2021/04/iep.jpg)
登録は無料。スマホでLINEが使えれば、個人情報を入力することなく利用できます。
登録から、利用までの手順をカンタンにお伝えします。
登録から、利用までの手順をカンタンにお伝えします。
まず、イエプラ公式サイトにアクセスして「LINEでお部屋探しを始める」ボタンを押しましょう。
![イエプラ](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/11/iepura1.png)
LINEアプリの画面に移るので、友達追加をしましょう。
PCの場合はQRコードが出ます。スマホで読み取ってください。
登録後に希望条件を入力する画面が出たら、情報を入力します。
すると、すぐに条件に合った物件がチャットで提案されます。
![チャット画面](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/11/iep2.png)
チャットから「楽器可」の物件を探していると伝えると、スタッフが希望エリアの中から探してくれます。
気に入った物件は内見の予約が可能です。
紹介してもらう物件が決まったら、担当スタッフと物件のある現地付近などで待ち合わせて実際の部屋を見に行きます。
登録は無料、物件の紹介にも料金がかかりません。
深夜0時までチャットに対応していて、返信は1分以内に返ってきます。
ステップ2|選んだ部屋が「防音物件」以外なら床や壁の防音をする
![ギター練習部屋](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/23779169_s.jpg)
「防音物件」の部屋に住むことが決まったら、このステップの作業は不要です。
「楽器可」「楽器相談可」の物件を選んだ場合は、部屋に防音設備がないため床や壁に防音をうる必要があります。
ギターはヘッドホンをしてもボディから音が鳴ります。
この音を外に漏らさないために対策をしましょう。
オススメの防音方法は次の3つです。
- カーペット、ラグを敷く
- 吸音材
- 防音パーテーション・防音パネル
ひとつずつ詳しく説明しましょう。
カーペット、ラグを敷く
![絨毯](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/04/23476786_s-300x225.jpg)
床には全面にカーペット、ラグを敷く。
音が吸収されるので、これだけでも下の階への防音効果はあります。
2階以上に住むときは、このような床面の防音が重要です。
防音マット、防音カーペットなども市販品にあるので、これらを購入するのも手ですね。
吸音材
![吸音材](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/10/22705127_s.jpg)
壁に「吸音材」を貼るのも効果的です。
吸音材とは、音楽スタジオなど大きな音を出す部屋の壁に貼ってあるスポンジ状の素材。
壁に貼ることで、隣室同士の音を聞こえづらくします。
ただし、賃貸の場合、壁に直接貼ると、剥がすとき壁紙が破れてしまう可能性があります。
なので、養生テープを下に貼り、その上に吸音材を貼るといいでしょう。
また、壁に貼って音を防ぐものに「遮音シート」もありますが、施工業者でないと取り扱いが難しいのでオススメしません。
ロールタイプの遮音シートは、自分で壁の面積に合わせてカットする必要があり、切り方を間違えると貼れなくなります。
その上、かなりの重量があるため、一人で作業するのはかなり大変です。
防音効果、貼りやすさの面から「吸音材」をオススメします。
防音パーテーション・防音パネル
![パーテーション](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2020/10/3414171_s-1.jpg)
壁際に防音パーテーションを置くとある程度音をブロックできます。
安いものは1万円以内で手に入るので、徹底的な防音がしたいときにオススメです。
ステップ3|ヘッドホンをつけて練習開始
![ヘッドホンとギター](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/23892232_s.jpg)
床と壁の防音が済んだら、次のいずれかの方法で練習を開始しましょう。
- 市販品のヘッドホンアンプを買う
- アンプにヘッドホンをつなぐ
詳しく見ていきます。
市販品のヘッドホンアンプを買う
エレキギターとエレアコの練習には、ギターのジャックに差し込んで音を増幅させるヘッドホンアンプの使用がオススメです。
安いものだと1万円以下で買えるし、ヘッドホンをギターにつなぐだけでアンプになるタイプもあります。
アンプにヘッドホンをつなぐ
ギターアンプを持っていればそれにヘッドホンをつなぐと、ヘッドホンアンプになります。
ただ、ギターを弾くのに熱中すると、ヘッドホンを引っ張って抜いてしまうなんて事故も起こりうるので注意が必要です。
抜けた瞬間、増幅されたギターの音が鳴り響きます。
また、ヘッドホンのコードがある程度長くないとアンプの近くで練習することになるのにも注意しましょう。
生の音が気になるならサイレントギターがオススメ!
ヘッドホンを接続してもボディから鳴る生の音を抑制することはできません。
ボディから鳴る音が気になるなら、サイレントギターはいかがでしょう。
サイレントギターはボディの部分が空洞になっています。
そのため、アンプにつないで使うと生の音が響かず静かに演奏できます。
完全な静音設計になったギターですね。
かつて同じ静音仕様のギターに、アリアのシンソニードギターという商品もありましたが、残念ながら現在販売されているのはヤマハのサイレントギターのみです。
自宅以外でギターを練習する3つの方法
![スタジオでギター練習](https://hitorinfo.com/wp-content/uploads/2022/07/23264835_s.jpg)
自宅でギターが弾けない場合は次の3つの方法で練習可能です。
- 公共施設
- イベントスペース
- 音楽スタジオ
ひとつずつ見ていきましょう。
公共施設
公民館や市民会館といった公共施設で時間貸ししている音楽室や多目的ホールなどを利用するとギターの練習ができます。
9時~21時くらいの間、1時間500円程度から借りることが可能。
ただし公的なサービスのため、夜間の演奏ができないなど不便に感じられる点もあるでしょう。
イベントスペース
防音室のあるイベントスペースを探して借りるのも手です。
スペースマーケットから探すと見つかりやすいでしょう。
施設によっては深夜まで対応していて、うまくいけば500円程度から借りられます。
音楽スタジオ
付近に音楽スタジオがある場合はぜひ活用しましょう。
1時間数百円程度から貸し出しているので、さほど料金もかかりません。
24時間営業のスタジオもあるので、夜遅くても問題ありません。
一人暮らしでギターの練習をする方法 まとめ
今回は一人暮らしでギターの練習をする方法をお伝えしました。
カンタンにおさらいしましょう。
- アコースティック/クラシックギター:演奏が許可された物件以外では練習できない
- エレキギター:防音をしヘッドホンを付ければ練習できる
- エレアコ:防音をしヘッドホンを付ければ練習できる
- 公共施設
- イベントスペース
- 音楽スタジオ
この記事を参考に一人暮らしでギターの練習ができたらうれしい限りです。