「一人暮らしに炊飯器はいらない?」
「買うとムダになる?」
と疑問に思っていませんか?
実体験からいうと、一人暮らしで3合サイズの炊飯器(一般家庭で使うサイズの炊飯器)はいりません。
ただ、ご飯を炊く手間や時間を省くため弁当箱サイズの「一人用炊飯器」はあったほうがいいでしょう。
また、電子レンジでご飯を炊く方法もありますが、電気代がムダにかかるのと、炊飯器よりおいしく炊けないのでおすすめしません。
今回は3合サイズの炊飯器が一人暮らしにいらない理由をお伝えした上で、おすすめの「一人用炊飯器」を紹介します。
もくじ
体験からわかった!一人暮らしで3合サイズの炊飯器がいらない5つの理由
一人暮らしを開始したとき、3合サイズの炊飯器を購入しました。
でも使ってみると次の5つの問題点があるとわかり、「いらない」との結論に至ったのです。
これらの理由から、一人暮らしで3合サイズの炊飯器(一般家庭で使うサイズの炊飯器)はいりません。
理由1|置き場所をとる
3合炊き炊飯器はそこそこ大きさがあるので置き場所をとります。
たとえば象印の3合炊き炊飯器「極め炊きNP-RT05」のサイズは、幅23cm×奥行32cm×高さ19.5cm。
このぐらいの大きさになると、どこに置こうか迷います。
私はスチールラックの棚に乗せていましたが、かなり邪魔だと思っていました。
収納に入れたとてだいぶ面積を占有します。
ワンルームの場合はキッチン付近に置いただけでかなり邪魔になるでしょう。
一人暮らしの場合、置き場所のスペースを奪われるのは、かなりのネックではないかと思います。
理由2|購入費用が高い
3合サイズの炊飯器を購入するには数万円かかります。
価格.comで人気の炊飯器ベスト3の価格を調べてみました。
- 1位|象印 炎舞炊き NW-FB10:85,649円
- 2位|象印 極め炊き NW-JX10:30,552円
- 3位|象印 炎舞炊き NW-PV10:58,662円
1位の炊飯器の85,649円は「最安値」の価格です。最高額ではありません。
もちろん、順位を下っていくともっと安い1万円台の商品もありましたが、機能面ではベスト3に劣るでしょう。
私が一人暮らしをはじめたときに購入した炊飯器も、3万円前後でした。
それなりに使える炊飯器を選ぶとしたら数万円はかかってしまうのです。
理由3|一人分を炊くのにムダに大きい
一人暮らしでご飯を茶碗1杯から2杯食べるとすると、炊くお米の量は0.5合~1合。
とすれば、3合炊きサイズの炊飯器は確実にオーバースペックです。
私も3合炊きサイズの炊飯器で0.5合を炊いていましたが、「スペックを持て余しているな~」といつも感じていました。さらに電気代もムダにかかります。
こうしたことから、3合炊きサイズは一人分を炊くにはムダに大きいと言えます。
理由4|手入れが大変
3合炊きサイズの炊飯器は地味に手入れが大変です。
- 内鍋
- スチームキャップ
- 内ぶた
- パッキン
- 排気口
これらを洗ったり掃除したりしないといけないので、いちいちめんどくさく感じられるでしょう。
一人暮らしはただでさえ家事の負担が大きいのに、定期的にこんな手入れをするのはきついです。
日常的にやるべきことを一つ増やしてしまうので、私もこうした手入れが嫌でした。
理由5|意外と炊く時間がかかる
3合炊きサイズの炊飯器の通常モードでご飯を炊くと1時間前後かかります。
夜遅くに帰宅して1時間もかかるのは面倒ですよね。
私も3合炊きサイズでご飯を炊いていた頃は、お腹が減って帰宅しているのに、なかなか炊けないのがストレスでした。
早炊きモードでは20~25分程度で炊ける場合もありますが、それでも遅いと感じられます。
「一人用炊飯器」と比べると20~25分程度では遅いことを実感するでしょう。
「一人用炊飯器」なら15分くらいで炊くことも可能です。
何かと時間が足りない一人暮らしでは、炊けるまでの待ち時間がかかるので、3合炊きサイズの炊飯器は適していません。
一人暮らしでお米を炊くときは「一人用炊飯器」で決まり!
ここまで見てきたのは3合サイズ炊飯器の問題点です。
こうした問題点は3合サイズの炊飯器より小さい「一人用炊飯器」があれば解決します!
一人暮らしでご飯を炊くなら、とりあえずこれだけ持っていれば問題ありません。
電子レンジでご飯を炊く方法もありますが、電気代がムダにかかるのと、炊飯器よりおいしく炊けないというデメリットがあります。
単価を31円として計算したときの炊飯器と電子レンジの電気代は次の通りです。
製品 | 電気代 |
---|---|
炊飯器 | 3.5円(3合炊きのIH炊飯ジャー) |
電子レンジ | 5.2円(600Wで10分間加熱) |
3合炊きの場合、1回の炊飯で3.5円なので、「一人用炊飯器」はもっと電気代を節約でき、かつ炊き上がりのご飯もおいしくなります。
「一人用炊飯器」は弁当箱の形をしたものが多く、実物はこんな感じです。
ふたを開けると中はご飯がこびりつかないようコーティングされています。
付属の電源コードをつけ、お米と水を入れて炊飯スイッチをオンにするだけで炊きあがります。
「一人用炊飯器」を使うメリットは次の3つ。
- 1合が15分程度で炊ける
- 炊いたまま持ち運べる
- 水洗いがカンタン
早く炊けてそのまま弁当箱として持ち運びができ、使ったらサッと洗える。
そんな便利な炊飯器なのです。
弁当型炊飯器を調べるとさまざまなタイプが出ていますが、オススメは保温機能がついている「MITORI 一人用小型ミニライスクッカー 」。
ほかの炊飯器だと、炊いてから数分おかずが出来上がらないとご飯が冷めてしまうので、保温機能があったほうが安心です。
よりおいしいお米を炊きたいなら「1合が炊ける土鍋」を用意すればOK
「一人用炊飯器」だけあれば十分おいしくご飯を炊けます。
ただ、さらにおいしいご飯を食べたいと思うときもあるでしょう。
そんなときは、「1合サイズの土鍋」で炊くのがオススメです。
「1合サイズの土鍋」は幅が20cm程度、高さと奥行は15cm前後なので、3合サイズ炊飯器より小さく邪魔になりません。
ガス火でも電子レンジでも炊けますが、ガス火のほうが土鍋の良さを引き出せます。
よりおいしいご飯を食べたいと思ったら、「1合サイズの土鍋」を用意しておきましょう。
時短!電子レンジでご飯が炊ける最強アイテムはコレ
「一人用炊飯器」を使えばご飯を15分程度で炊けますが、もっと時短をしたいときは電子レンジで炊きましょう。
電子レンジだと加熱時間は10分以内。炊飯器やガス火より、断然早く炊き上がります。
電気代がかかり、味は炊飯器やガス火炊きより落ちますが、時間と手間を何よりもカットしたいなら、この方法もありです。
容器は次の5つのいずれかを使います。
- シリコンスチーマー
- 耐熱ボウル
- タジン鍋
- 土鍋
- ジップロックコンテナ
結論からいうと、電子レンジで調理するならこの中ではシリコンスチーマーが最強です。
加熱にムラが出ないため、適度に水分を保持してふっくら炊けます。
- シリコンスチーマーを用意
- お米1カップに対して水200cc
- 洗ったお米を30分水に浸しておく
- フタをして600Wで4分加熱
- レンジから取り出してかき混ぜて水100ccを入れる
- さらに4分加熱
- レンジから取り出してもう一度かき混ぜる
- フタをして10分程度蒸らす
シリコンスチーマーを使えば時短になることは間違いないものの、デメリットもあります。
- 加熱を二度に分けるなど少し手間がかかる
- 加熱時間を間違えると失敗する
なので、もう少し時間がかかっても「一人用炊飯器」で炊く方が楽です。
一人暮らしで3合サイズ炊飯器がいらない理由とおすすめ炊飯器 まとめ
今回は一人暮らしで3合サイズの炊飯器がいらない理由と、「一人用炊飯器」が必要な理由をお伝えしました。
カンタンにおさらいしましょう。
- シリコンスチーマーを用意
- お米1カップに対して水200cc
- 洗ったお米を30分水に浸しておく
- フタをして600Wで4分加熱
- レンジから取り出してかき混ぜて水100ccを入れる
- さらに4分加熱
- レンジから取り出してもう一度かき混ぜる
- フタをして10分程度蒸らす
この記事が一人暮らしでおいしいご飯を食べるための参考になったら何よりです。