「一人暮らしの初期費用って最低どのくらい必要?」
「家具家電や引っ越し代込みでいくらかかる?」
と疑問に思っていませんか?
一人暮らしの初期費用ってわかりにくいですよね。
この記事では一人暮らしで最低かかる初期費用の金額と最安値で引っ越しをする方法をお伝えします。
これを読むだけで一人暮らしを始めるときの費用負担をグンと減らせますよ。
- 一人暮らしで最低かかる初期費用の目安
- 最安値で引っ越しをする方法
- 初期費用が足りないときの対処法
もくじ
一人暮らしで最低かかる初期費用は『家賃×5ヵ月分』が基本
契約時の費用の基本は家賃×5ヵ月分が目安です。
これを実際の家賃で算出してみましょう。
- 家賃2万円:10万円
- 家賃3万円:15万円
- 家賃4万円:20万円
- 家賃5万円:25万円
- 家賃6万円:30万円
- 家賃7万円:35万円
- 家賃8万円:40万円
- 家賃9万円:45万円
- 家賃10万円:50万円
- 家賃20万円:100万円
なぜ5ヵ月分になるのかというと、費用の内訳が次のようになっているからです。
- 敷金(家賃1カ月分)
- 礼金(家賃1カ月分)
- 仲介手数料(家賃1カ月分)
- 前家賃 (1カ月分)
- 日割り家賃(家賃÷ひと月の日数×入居日数)
- 鍵交換費用:15,000円~22,000円
- 火災保険料 10,000円
- 保証会社加入:20,000円
上記を合計するとおよそ5ヵ月分です。
ただ、一人暮らしで必要な初期費用は「契約時の費用」だけではありません。
プラス「家具代」と「引っ越し代」がかかる
一人暮らしでは契約時の費用のほかに「家具代」と「引っ越し代」がかかります。
つまり全部で3つです。
- 契約時の費用
- 引っ越し代
- 家具代
なので、「家具代」と「引っ越し代」がどれくらいかかるかも押さえておきましょう。
引っ越し費用は距離や荷物の量で変動する
引っ越しにかかる費用は次の3つで変動します。
- 引っ越しの時期
- 荷物の量
- 移動距離
引っ越しの時期
引っ越し業者は3月から4月が繁忙期となるため、この時期の料金が割高です。
また、ひと月の中でも月初より月末の方が料金が高くなる傾向にあります。
荷物の量
荷物の量が多いか少ないかで引っ越しの料金は変化します。
荷物が少なければ軽トラックで済みますが、荷物が多いと2トンショートトラック、2トンロングトラックとトラックのサイズが大きくなっていきます。
そうなると作業員の数も増え、荷物の出し入れにかかる時間も長くなるため、料金が高くなるのです。
荷物が多いときの引っ越し対策は以下の記事にまとめています。
移動距離
移動距離が長いか短いかも引っ越し料金にかかわってきます。
移動距離が長ければガソリン代や高速道路利用料がかかるため、短いほど料金が安く上がります。
シミュレーション:引っ越し代の目安
仮に荷物の多い人で繁忙期(3~4月)に引っ越しをしたとすると、おおよその目安は次のとおりです。
- 近距離なら2~8万円
- 長距離だと6~13万円
家具家電の総額はおよそ20万円
家具・家電を揃えると、トータルでおよそ20万円かかります。
品目 | 値段 |
---|---|
テーブル・イス | ~2万円 |
布団/ベッド | ~3万円 |
収納棚 | 1.5万円~ |
ハンガーラック | ~5千円 |
テレビ | ~3万円 |
テレビ台 | ~1万円 |
カーテン・シャワーカーテン | 5千円~ |
洗濯機 | 1.5~3万円 |
電子レンジ | ~1万円 |
冷蔵庫 | 1.5万円~ |
ドライヤー | ~5千円 |
ガスコンロ | 1.5万円~ |
掃除機 | 5千円~ |
調理用具 | 5千円~ |
食器 | 500円~ |
日用品(ティッシュなど) | ~2千円 |
洗剤(台所・風呂・洗濯) | ~3千円 |
タオル・バスタオル | ~2千円 |
合計 | 20万円 |
すべてを一から定価で揃えようとするとここまで高額になります。
なので、中古で購入する、実家から持ってくるなどの工夫をすると費用の負担を減らせるでしょう。
ここまでのまとめ
ここまで見てきたことをまとめると、一人暮らしの初期費用は次のとおりです。
- 契約時の費用の基本は家賃×5ヶ月分が目安
- ほかに「引っ越し代」と「家具代」が必要
ここからは高い引っ越し費用を含む初期費用を『最安値』に抑える裏ワザを詳しくお伝えします。
一人暮らしの初期費用を『最安値』に抑える5つの裏技
一人暮らしの初期費用を減らす最安値に抑える裏技は5つあります。
詳しく見ていきましょう。
仲介手数料と敷金・礼金を安くする
賃貸契約時にかかる仲介手数料と敷金・礼金は、次のとおりです。
合計で3カ月分の家賃を負担することになるので、結構きびしいですね。
でも実は、仲介手数料と敷金・礼金は0円にできます。
やり方はカンタン。ソフトバンクグループの運営している賃貸情報サイト「ビレッジハウス」を利用するだけです。ここではいずれも0円の物件を取り扱っています。
ビレッジハウスで敷金・礼金を0円の物件を探して申し込めば、家賃3カ月分の費用負担なく一人暮らしが開始できますよ。
家賃を安くする
家賃を安くする方法は2つあります。
フリーレントとは一定期間の家賃が無料の物件です。初月~3カ月分の家賃が無料になるケースが多くなっています。
フリーレントの物件を探すのにオススメなのは、チャット型賃貸情報サービス「イエプラ」です。
無料で登録して、「フリーレントの部屋希望」と条件を伝えます。住みたいエリアにフリーレントの部屋があれば、どんどん紹介されますよ。
また、入居日を月の前半にすると、日割り家賃が高額になります。そのため、月末に入居すれば日割り家賃を安く抑えられます。
たとえば31日ある月で入居日を「30日から」にする。こうすると日割り家賃支払いは1日分で済みます。
なので、まずはイエプラでフリーレントの物件を探し、見つからなければ入居日を月の後半にする作戦に切り替えましょう。
引越し費用を安くする
引っ越し費用を安くするためには、「引っ越しWeb予約サービス」を利用しましょう。
「引っ越しWeb予約サービス」とは、現住所と引っ越し先などの簡単な情報を入力するだけで、対応可能な引っ越し業者一覧と引っ越し料金がその場でわかるサービスです。
いわゆる「引っ越し一括見積もり」はフォームを業者に送信しますが、「引っ越しWeb予約サービス」の場合は業者に通知が届かない仕組みになっています。
なので、その場でどこが一番安いのかがわかります。
ここでは代表的な「引っ越しWeb予約サービス」として、「引越し侍予約サービス」の使い方をご紹介しましょう。
まず「引越し侍予約サービス」にアクセスします。
「今すぐネットで料金比較」ボタンを押します。
引っ越し日時と人数を入力し、「お住まい情報 入力へ進む」ボタンを押しましょう。
現住所と引っ越し先住所を入力し「お荷物の入力へ進む」ボタンを押します。
荷物の入力をし「各社の料金を表示」ボタンを押しましょう。
対応可能な引っ越し業者一覧が表示されました。
ここから料金や評判を比較し、もっとも料金が安い引っ越し業者に直接依頼できます。さらに値引き交渉することも可能ですよ。
家具・家電の購入費用を安くする
家具・家電の購入費用を安くする方法は2つあります。
詳しく見ていきましょう。
家具のサブスクで借りる
家具や家電は、すぐ購入するより、まず「家具のサブスク」で試すのがオススメです。
たとえば、一人暮らしでベッドを購入するなら、マットレス選びで失敗したくないものですよね。
でもマットレスは、実際に使ってみないと自分に合っているかわかりません。
購入して「硬すぎる」「柔らかすぎる」といった問題があった場合、処分と買い直しに手間とお金がかかります。
家具・家電の購入で失敗をしないために「家具のサブスク」を活用しましょう。
日本最大級として有名な「家具のサブスク」のairROOMは、使ってみて気に入った家具をそのまま購入できます。
購入時点までのレンタル料の合計と、販売価格との差額を払えば入手できるのです。
失敗なく家具・家電を安く購入するなら、ぜひ「家具のサブスク」を利用しましょう。
中古で購入する
中古で購入する手もあります。
- 掲示板サイト「ジモティー」で探す
- 「メルカリ」で探す
- リサイクルショップで探す
ただ、「すぐ壊れる」「使用感がある」といったデメリットがあるので、中古は積極的にはオススメしません。
実際、私も電気ポットを中古で購入したことがありますが、ゴムパッキンに嫌なにおいが付いている「ハズレ」を引いてしまいました。
中古で買うなら、このような「ハズレ」を引く可能性があると覚悟しておきましょう。
生活に必要なものを安く購入する
食器やタオルなど、あとで買い替えられるものはとりあえず100均で購入するのがオススメです。
上等なものを買うと初期費用がかさむので、最初は安い物を用意しておき、何か月か経ってから新しくするといいでしょう。
近くになければ、ダイソーネットストアで購入できます。
なお、長く使う予定のものは、100均より少し高めで300円以上のものを扱う「3COINS」「Standard Products」などで購入するのが得策です。
一人暮らしの初期費用が足りない!3つの対処法
一人暮らしの初期費用を安くする方法をお伝えしましたが、それでも足りないときは次の方法で対処しましょう。
- 家賃の値下げ交渉
- クレジットカード払いにする
- 資金集め
ひとつずつ見ていきます。
家賃の値下げ交渉
家賃の値下げを交渉するのが一つ目の手です。
ただ、「払えない金額だから値下げしてください」と言っても応じてくれないので、正当な根拠を探します。
- 物件の設備や立地などに問題点がある
- 周辺の物件の相場と比べて割高
といった値下げすべき理由を見つけて、それを交渉材料にします。
不動産会社の担当者が納得して貸し主に掛け合ってくれれば交渉は進み、貸し主がOKを出せば値下げ成功です。
クレジットカード払いにする
その月に支払うのが難しい場合は、クレジットカード払いにして翌月に支払いを繰り越すのも手です。
初期費用のクレジットカード払いはほとんどの不動産会社で対応できるようになっています。
ただし、分割払いは設定できない場合が多いので、一括払いになると覚悟しておきましょう。
資金集め
短期間に資金を集めて支払うなら、次の3つのいずれかを選ぶといいでしょう。
- 単発アルバイト
- ポイ活サイト
- 治験モニター
単発アルバイト
日雇いなど単発のアルバイトをすると手っ取り早く資金が集まります。
求人サイトの「マッハバイト」などで探すと、即日働ける仕事が見つかるでしょう。
ポイ活サイト
資金を稼ぐのに有力なのがポイ活サイトです。
ポイ活サイトはたくさんありますが、使いやすく貯めたポイントを現金にできる「ポイントインカム」をオススメします。
- ゲームをする
- アンケートに答える
- ショッピング
- 紹介制度で友達を紹介する
といった様々なポイントの貯め方で、楽しみながら資金が集められます。
ただ、ポイントが貯まるまで時間がかかるので、今すぐお金が必要なときには向きません。
治験モニター
健康な人なら、製薬会社が販売する新しい薬の効果・安全性などを調べる「治験」に参加するのも資金集めに有効です。
モニター登録して治験に参加すると、数千円~数十万円までの謝礼金が出ます。
モニターには専用の募集サイトからカンタンに無料登録できます。
あわせて知りたい!光熱費・食費・通信費を安くするコツ
一人暮らしを始めたら、光熱費や食費などの生活費がかかります。
- 光熱費
- 食費
- 通信費
これらを安くするコツをお伝えしていきます。
光熱費を安くするコツ
光熱費を安くするには、1番安い電気料金とガス料金を比較して決めましょう。
料金は次の料金比較サイトを使って調べます。
これらのサイトは無料で比較できるので、1番安い電力会社・ガス会社が分かったら迷わずそこと契約しましょう。
食費を安くするコツ
食費の節約というと、毎日自炊をするイメージがあります。
でも実際は自炊をしなくても一人暮らしでは食費の節約が可能です。
食費節約のポイントは次の3つ。
- 買い物時の予算を低めに設定する
- エコバッグのサイズは小さめに
- お弁当を買わず冷凍食品を活用する
ひとつずつ見ていきましょう。
買い物時の予算を低めに設定する
そのときに使っていい金額を設定しておかないと、制限なく欲しいものを買ってしまいます。
そこで無駄な買い物をなくすため、500円使えるとしても「300円以内」など予算を低めに設定しておく方法をオススメします。
こうしておくと、スーパーの惣菜売り場で2品が欲しくなっても、 予算の都合で1品だけにしておこうと思えるはずです。
エコバッグのサイズは小さめに
レジ袋が有料化されたので、買い物に行くときにはエコバッグを持参しましょう。
この際に、大容量のエコバッグでなくできるだけ小さいサイズを選ぶのがポイントです。
小さめのエコバッグなら容量が制限されて、おのずと無駄な買い物がなくなり節約につながります。
お弁当を買わず冷凍食品を活用する
お弁当が手頃な価格だとつい買いたくなりますが、買う前に 弁当売り場にあるものと似たものが冷凍や冷蔵の商品にないかをチェックするようにしましょう。
たとえば弁当売り場にあるナポリタンやミートスパゲティ。
冷凍食品にも同じ商品があるはず。
弁当売り場の商品が400〜600円くらいだとすると、冷凍食品ならその半値かそれ以下で購入できます。
食費節約のためには冷凍食品を活用しましょう。
より詳しい食費節約の方法は以下の記事を参考にしてください。
通信費を安くするコツ
通信費を安くする方法として最も大事なのは、スマホ回線を格安SIMかahamoなどの格安プランにすることです。
MMD研究所の調査をもとに算出したスマホの平均月額は7,157円。
格安SIMのmineoの「マイそく」スタンダードプランは月額990円なので、1/7以下に料金を減らせます。
また、ネット回線を契約せずスマホだけで暮らすこともできます。
やり方は以下の記事にまとめているので、参考にどうぞ。
お得なネット回線は以下の記事で紹介しています。
一人暮らしで最低かかる初期費用と安くする方法 まとめ
今回は一人暮らしで最低かかる初期費用のシミュレーションと初期費用を安くする裏技をお伝えしました。
カンタンにおさらいしましょう。
- 契約時の費用の基本は家賃×5ヶ月分が目安
- ほかに「引っ越し代」と「家具代」が必要
- 家賃の値下げ交渉
- クレジットカード払いにする
- 資金集め
この記事を読んで少しでも初期費用が抑えられたらうれしいです。