「一人暮らしは暇だから映画をたくさん見たい」
「最近、家で過ごすことが多くなったから、映画が見放題のサービスを利用したい」
この記事は上記のような思いを持つ方に向けて書いています。

今回は、見放題で楽しめる定額動画配信サービス(VOD= ビデオ・オン・デマンド)5社を比較し、見たい映画がどこで見られるのかを明かします!
「色々ありすぎて、どの動画配信サービスを選べば自分の好みに合う映画が見られるのかわからない」と迷っているなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
なお今回は、「どの動画配信サービスにどんな映画がどのくらいあるのか」
だけを調査しました。
なので、ドラマやテレビ番組など、映画以外のコンテンツは対象から外しています。
※比較したのは以下の5社です。
本数だけ先に確認したいときのために、各サービスでどのくらいの映画が見られるかを一覧表にまとめました。
サービス | 日本映画 | 海外映画 |
Hulu | 1,200本 | 550本 |
FODプレミアム | 1,400本 | 500本 |
U-NEXT | 4,600本 | 5,200本 |
Netflix | 670本(推定) | 2,300本(推定) |
Amazonプライム・ビデオ | 1,000本(推定) | 970本(推定) |
作品数なら圧倒的にU-NEXTが多いことがわかりますね。ただ、それだけに月額料金も他のサービスより割高です。
月額料金は以下のようになっています。
- Hulu:1,026円
- FODプレミアム:976円
- U-NEXT:2,189円
- Netflix:990円~
- Amazonプライム・ビデオ:500円
ではこれから、各サービスの中身を詳しく見ていきましょう!
Hulu

Huluはアメリカに本拠地を置く企業。2014年に国内事業を日本テレビが買収しました。
日本映画と海外映画にどんな作品があるかを見ていきましょう。
日本映画は近年の人気作が中心です。90年代以前の作品は少なめ。
ただ、「男はつらいよ」や「仁義なき戦い」、「トラック野郎」といったメジャーなシリーズものなら見られます。
海外映画はシリーズものを中心に近年(2000年代~2010年代)の人気作が多いです。
古い作品が少なく、1950年代以前の作品は「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」のみ。
1960~70年代は13本。1980~90年代でも52本!
アジア映画は近年の人気作も少ないです。
Huluが力を入れているサービスは、フルHD画質やダウンロード対応。
映画をキレイな画質で見ることができ、外出先など通信量の制限がある場所ではダウンロードした動画を楽しめます。
課金制のレンタルも開始しました。
月額は1,026円。
無料トライアルの期間は2週間です。
FODプレミアム

FODプレミアムは、フジテレビ系の自社サービスです。
日本映画、海外映画にどんな映画があるか確認してみましょう。
日本映画は人気作より「ヒットはしていないけどおもしろい映画」の配信に力を入れている印象です。マイナーな作品がたくさんあり、昔の作品もややマイナー寄りに偏っています。
とはいえ、本数も1,400本程度あり、黒澤明や小津安二郎、市川崑など名監督の作品もちゃんとあるので、日本映画は多いと言ってもいいでしょう。
海外映画は人気作もありますがミニシアター系の作品が多いです。
たとえばこんな映画がありました。
「イル・ポスティーノ」「スケート・キッチン」「Viva!公務員」「リザとキツネと恋する死者たち」「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
と、こうして並べても「し、知らない…」と思われた方が多いのでは。
どれもマイナーなミニシアター系映画だからです。
このようにマイナーな映画を発掘できるのもFODプレミアムの楽しみ方の一つ。
FODプレミアムには「おもしろい作品は無名有名問わず新旧取り揃えたい」という運営方針があるのかもしれませんね。
「人気があるかどうかより、直感的におもしろそうと思った映画が見たい!」
そんな人にうってつけの動画配信サービスです。
FODプレミアムでは、課金制のレンタルはできますが、コンテンツのダウンロードはできません。
月額は976円。
無料トライアル期間は2週間です。
・おもしろそうな映画を探したい
・ミニシアター系映画が好き
U-NEXT

U-NEXTは、2007年にサービスを開始した国内の動画配信サービスの老舗です。
配信作品数が圧倒的に多いので、とにかくたくさんの映画が見たい人は入って損はないでしょう。
日本映画は近年から古い作品まで豊富にあります。
新旧、メジャー、マイナーの偏りなくあらゆる作品を取り揃えている印象です。
海外映画もジャンルの偏りなく配信されています。
アクション、サスペンス、恋愛、コメディー…どんなジャンルの映画も一通りありますね。
アジア映画の数も充実しています。
月額は2,189円と高めですが、毎月1,200円分のポイントが付与されるから実質989円です。
このポイントで課金制のレンタル作品を見ることもできるし、ポイントを映画館のチケットにも使えますよ。
なお、無料トライアル登録の時点でも600円分のポイントがもらえます。
画質は標準で4K画質に対応。
無料トライアル期間は31日です。
・毎日映画を見たい
・画質とコンテンツの数を重視している
Netflix (ネットフリックス) はアメリカの動画配信サービス運営会社。
世界的規模で利用者が増えていて、2020年3月の時点でその数がなんと1億8000人を超えたとされています!
そんな大手のNetflixですが、日本映画と海外映画はどんな作品がどれだけあるのでしょうか?
Netflixには日本映画は少なく、国内で人気の作品より海外で人気の作品がセレクトされているようです。
海外映画はどうかというと、コンテンツ数が圧倒的!
メジャーな作品はもちろん、マイナーな作品も充実しています。
作品数は非公開ですが、海外映画に関してはハリウッド映画からインド映画まで網羅していて、オールジャンル取り揃えている印象です。
Netflixの契約プランは以下の3つ。
- ベーシックプラン…990円
- スタンダードプラン…1,490円
- 4K画質のプレミアムプラン…1,980円
残念ながらNetflixには無料トライアル期間がないので、お試ししたいなら最安の990円のベーシックプランを選ぶとよいでしょう。
・世界的に有名な動画配信サービスを利用してみたい
Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオは、Amazonのプライム会員に登録すると動画が見放題になるサービスです。
月額だと500円、年間プラン4,900円は月額換算で1ヵ月408円。利用料金が安いのが嬉しいですね。
見放題対象外のコンテンツは、課金によってレンタルしたり購入したりすることもできます。
作品数が非公開のため、総数がわかりませんが、日本映画、海外映画ともに人気作を取り揃えているようです。
他の動画配信サービスではレンタル料が発生する新作が無料で見られることも。
又吉直樹原作の映画「劇場」が映画館での封切りと同時にAmazonプライム・ビデオで公開されるという、日本映画史上初の試みも行っています。
ラインナップは人気作に紛れてマイナーな作品もちらほら。
なんといっても利用料金がダントツに安いので、どの動画配信サービスを選ぼうか迷ったときはAmazonプライムからはじめてみても損はないのではないでしょうか。
無料トライアルは30日間です!
・いちばん安い動画配信サービスを使いたい
まとめ:結局どう選べばいいのか
今回は動画配信サービス5社を比較し、「どの動画配信サービスにどんな映画がどのくらいあるのか」を探りました。
まとめると次の通りです。
・マイナーなミニシアター系映画やおもしろそうな映画を発見したい人にはFODプレミアム
・4K画質でたくさんの日本映画や海外映画が見たい人にはU-NEXT
・海外映画が大好きで世界的に有名な動画配信サービスを利用したい人にはNetflix
・リーズナブルに動画配信サービスを楽しみたい人にはAmazonプライム・ビデオ
多くの動画配信サービスには、コンテンツの配信期限があります。
気になる作品があったら、配信が終わってしまう前に早めに登録して視聴しましょう!