「食品は何でも冷蔵庫に入れとけば問題ない」と思っていませんか?
私もはじめて一人暮らしをしたときは、そう思っていました。
そんないい加減なスタンスでいたせいで、だいぶ食材をダメにしました。本当にもったいないですね。
そこで今回は、食品保存で絶対に失敗しないため、冷蔵庫に入れてはいけない食品についてお伝えします。
これを読めば冷蔵保存できない食品をひと通りおさえられますよ。
冷蔵庫に入れるとダメな7食品
この記事では、「何気なく冷蔵庫に入れがちだけど入れたらやばい食品」を7つピックアップしました。
これらは冷蔵せず常温か冷暗所で保存と覚えておいてくださいね。
粉チーズ
チーズは冷蔵するものと思いこんでいましたが、大きな誤りでした。
粉チーズは開封、未開封にかかわらず、 常温保存が適切。
冷蔵庫に入れると湿気で固ります。
ミートスパゲティを作って冷蔵庫に入れた粉チーズをかけようとさかさにしても、口からチーズが全然出てこない!なんて大失敗をしたことがあります。
固まるだけならまだましですが、衛生面での問題も。
冷蔵庫に入れると 結露によりカビが生えるおそれがあるんです。危ないですね。
保管は必ず常温で。
本みりん
つい最近まで知らなかったんですが、 本みりんは冷蔵保存でなく冷暗所保存が基本だそうです。
それでも 開封後3ヶ月くらいはもつとのこと。
冷蔵庫に入れると糖が凝固して固まります。
食パン
食パンは冷凍できるから冷蔵庫もOKだろうと思ったら、ダメでした。
冷蔵庫に保存すると水分が抜け、乾燥してボソボソに。
まずくなるので常温保存が適しています。
消費期限通りに使い切りましょう。
なお、冷凍する場合は冷凍庫内のニオイがつきやすいので、ラップにくるんで保存袋に入れることをオススメします。
サラダ油
冷蔵庫で冷やしすぎると凍ります。
白濁して固まるだけなので品質に影響はほぼありません。
取り出して常温でもとに戻ります。
ただ、 蛍光灯の光で酸化するので明るい場所には置かないように。
開封、未開封にかかわらず冷暗所保存が適切です。
オリーブオイル
サラダ油よりも 冷やすと固まりやすいのがオリーブオイル。
10℃以下になると固まるので、冷暗所でなく常温保存するのがよいでしょう。
コーヒー用クリーム
コーヒー用ミルクという呼び方もありますが、ミルクと思ってしまうと冷蔵庫に入れたくなります。
でも別物なんですよね。
冷蔵庫に入れると分離してドロドロになることも。
スターバックスなどのカフェでも常温で置いてますよね。
逆の見方をすると、冷蔵で保存してるカフェや飲食店ってない気がします。
いままでに一度も冷蔵庫から出したのがわかるほど冷たいコーヒー用クリームを受け取ったことがありません。
冷蔵しないのが正解だからですね。
カフェ、飲食店に習って常温保存しましょう。
バナナ
常温保存すると時間の経過とともに熟していきますが、 冷蔵庫に入れると熟すことなく傷んで黒ずみます。
「シュガースポット」と呼ばれる茶色い斑点がでたら食べごろ。
単なる黒ずみは見た目が違うので注意しましょう。
マンゴーも熟していない状態で冷蔵庫NG。甘味がなくなってしまいます。
冷蔵保存注意の食べ物
ここまでは冷蔵庫に入れたらダメな食品を紹介しましたが、そのほかに冷蔵庫に入れるときに注意すべき食べ物があります。
それはエチレンガスを出す果物や野菜。
エチレンガスは一緒に置いたほかの野菜、果物の成熟を急加速させます。
一気に熟すとどうなるのか。
傷んだり腐ったりしてしまいます。
以下の果物・野菜はエチレンガスを多く含みます。
- ブロッコリー
- リンゴ
- アボカド
- 桃
- 梨
- メロン
- パッションフルーツ
- アプリコット
上記を 冷蔵するときはファスナー付きの保存袋などに入れ、まわりにほかの果物や野菜を置かないようにしましょう。
まとめ
今回は、冷蔵庫に入れてはいけない7つの食品についてお伝えしました。
冷蔵庫NGの食品がこんなに身近にあるなんて驚きですよね。
常温保存、冷暗所保存も活用し、食べ物を無駄にすることのないハッピーな毎日を過ごしてくださいね。