「一人暮らしの電気は最低何アンペア必要?」
「料金はどれくらい?」
と迷っていませんか。
結論から言うと、一人暮らしの生活を快適に過ごすには30アンペアで十分です。
一人だと10A以上の消費電力のかかる家電をいくつも同時に使わないからです。
どういうことか、詳しく説明しますね。
家電のアンペア使用量目安
まずは主な家電にどのくらいのアンペア数がかかるか見ていきましょう。
家電名 | ワット数 | アンペア数 |
照明 | 100W | 1A |
電子レンジ | 600W | 6A |
冷蔵庫 | 100W | 1A |
トースター | 1000W | 10A |
エアコン | 1000W | 10A |
電気ケトル | 1250W | 12.5A |
ノートPC | 100W | 1A |
ドライヤー | 1200W | 12A |
テレビ | 100W | 1A |
アイロン | 1000W | 10A |
アンペアの求め方は、
アンペア(A)= ワット数(W)÷ 電圧(V)
です。
日本の一般的な家庭用コンセントは100Vなので、
1000wの家電は10Aになります。
電気料金の目安
住んでいる地域によって異なりますが、東京電力では電気料金は以下のようになっています。
アンペア数 | 基本料金 |
10A | 286円 |
15A | 429円 |
20A | 572円 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
30Aか40Aかで迷っているなら、上の料金から考えても30Aにした方が得策だといえるでしょう。
40Aだと、どの地域でも1,000円前後かかってしまうので、月々の負担が大きくなります。
30A契約のシミュレーション
電気を30Aで契約したとして、日ごろの生活でどれくらい使われるかシミュレーションしてみましょう。
以下の家電を常に同時に使っているとします。
- 照明:1A
- 冷蔵庫:1A
朝、起きて以下の3つを使います。
- エアコン:10A
- テレビ:1A
- トースター:10A
これで、上の表をもとに計算すると合計23A。
30A内におさまってますね。
ただ、これ以上10Aを超える家電をもうひとつ使うとブレーカーは落ちてしまうので要注意です。
たとえば、トースターを使いながら電気ケトルで湯沸かしをしつつドライヤーで髪を乾かす…
なんてことをすると、30Aをオーバーします。
そこで大切なのが、10Aを超える家電を2つ以上同時に使わないこと。
これを意識すれば、一人暮らしは30Aで大丈夫です。
私は15年間30Aで一人暮らしをしていて、一度もブレーカーを落としたことがありませんし、不自由を感じたことがありません。
一人暮らしなら、まったく無理せず30Aで暮らすことができます。
30A以下で生活するのは大変!
30Aで生活できるなら、もっと減らして20Aにしたらどうかというと、結構大変な生活になります。
30Aの場合は、10Aの家電を2つ同時に使えます。
ところが、20Aにすると10Aの家電は同時に使えません。
とくに冬場と夏場は厄介です。
10A以上の家電を使うときに、いちいちエアコンを切らないといけなかったりするので。
「これは10Aだから、あっちの10A電源を切らないとブレーカー落ちるな…」
などといつも考えながら生活をするのは疲れるし、何かと不自由を感じてしまうでしょう。
というわけで、20A契約でやっていくのはかなり大変です。
まとめ
ここまでのことをまとめると、一人暮らしでは消費電力のかかる家電を複数同時に使わないから
30Aで不自由なく快適に過ごせるということでした。
10Aを超える家電を2つ以上同時に使わないことを意識していれば、ブレーカーが落ちる心配なく暮らせます。
40Aか30Aかで迷ったら、30Aで問題ないと覚えておいてくださいね。